3月 



3月 たおし

アーティング栽培のたおし作業について


 昨年(2001年)のバラ栽培にて紹介して来ました通り、バラの株を高さ60cmほどのベンチを組み、その上に
 ロックウールの床を作り、バラを栽培する方法です。
 バラの株をベンチの上にのせたことで作業性もグーンと上がりました。
 それに加え、常に株元より花を切るため秀品率も上がりました。

 何せ相手が植物なのでただ弱い枝を倒せばよいのではありません。
 それなりの理由があります。

 バラは生き物ということが大前提であることを考え、バラに合わせてその作業を行っていきます。

 言句
    @ 頂芽優勢   植物一般に言われています。
                最上部にある芽ほど強い。

    A 光合成     植物が光と二酸化炭素を利用して糖類(でんぷん)を作る事をいいます。

                
 この2つの言句をふまえてバラ栽培のたおしを考えていきたいと思います。
 
 アーティング栽培は、光合成をする枝と(葉)と、生産
 する枝をわけて考えた栽培法です。

 生産者にとって消費者にいかに良い生産物を届ける
 ということが使命です。

 消費者の方たちが、1日も長く持った。とてもキレイと
 言っていただけるために生産をしています。
 そのためには、植物の生理にかなった栽培をしない
 と良品といわれるバラは生産できません。

 では、本題に入ります。

 この(左の写真)ように元気の良い株、悪い株があり
 ます。

 良い株にはたくさんの葉がついています。
 悪い株は反対に葉が少ないです。

 植物は、光合成によって元気になるので弱い株には 
 できるだけ多くの葉を付けるように心がけてたおしを
 行います。

 又、光合成は葉に直接光が当たらないと光合成の
 能 力が激減するため葉と葉が出来るだけ重ならな 
 いよう心がけます。

 又、同じ葉でも古い葉ほど光合成能力は落ちますの
 で古い枝を切り取って株のバランスを整えていきま
 す。
 

 次にたおす角度です。
 
 言句Aで説明しましたように植物には頂芽優勢とい
 う性質があり一番高い所にある芽にエネルギーが集
 まります。

 そのためにたおす角度は、株元に平行になるよう真
 横にたおします。

 その時何か押さえをして起き上がらないようにします。
 又、植物は光によって新しい芽が伸長しますので株
 元をキレイに整理します。 

 1年目の株は良いのですが、2年〜3年の株になると、
 芽の伸長がむらになってきます。
 たおしをする前に新しい芽が伸びたり、まだ芽が出た
 状態とか?
 
 植物生理を考えますと、長く伸びた芽は、たおしと同
 時にたおした方が、1株あたりから新しい芽が多く出
 ると思われます。

 1芽だけ早く出るとその芽に栄養が集中して(頂芽優
 勢)次の芽が出ません。

 もったいないけど、たおして折れない程度の芽は倒し
 た方が収穫量は多いと思います。
 


 Netscape Navigator 4.0 &Internet Explorer 4.0 以上推奨
画面サイズ 800 X 600 pixel 以上推奨
Copyright(C) 2000 Avante-Rose All Rights Reserved.